こんにちは、榊原です。今日は、映画の紹介です。1月7日より上映が始まった「スパイダーマン・ノー・ウェイホーム」の紹介をします。
基本的にネタバレはしませんが、予告編で出ている情報と過去作には言及しますので、ご注意ください。
ネタバレ厳禁のお祭り映画
スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム
衝撃の前作からの続き
全てへの決着
全てのスパイダーマンファンへのご褒美
ストーリー
登場人物
整合性・合理性
おすすめ度
目次
スパイダーマン・シリーズとは?
2002年からトビー・マグワイヤ主演で3作、2012年にアンドリュー・ガーフィールド主演で2作制作されました。今でこそアベンジャーズの一員が当たり前みたいな空気になっていますが、最初は単独映画だったんですね。特にトビー・マグワイヤ版の2はテーマや魅せ方が秀逸な名作なので、未見の人にはぜひ一度見ていただきたいです。
アンドリュー・ガーフィールド主演の「アメイジング・スパイダーマン2」が打ち切りとなった後、キャプテン・アメリカ3からトム・ホーランド演じるスパイダーマンがMCU入りし、単独映画で2作制作という流れになっています。
トム・ホーランド版はピーターが最初から能力を得ているところから始めますが、アンドリュー・ガーフィールド版は、トビー・マグワイヤ版と同様にピーターが能力を得るきっかけになったところから始めたため(一度見ているため若干退屈)、「スパイダーマン ホーム・カミング」はどうなるのだろうというのが注目ポイントだったことを覚えています(笑)。
あらすじ
ミステリオが死の直前に作成した動画で、スパイダーマンの正体を世界中に暴露されてしまうピーター。マスコミや世間の目に晒され、友人たちも巻き込んでしまったことに耐えかね、ドクター・ストレンジことスティーブン・ストレンジに相談する。
スティーブンは、スパイダーマンの正体を忘却させる魔術の使用を提案し、ピーターはそれを依頼する。
だが、あるトラブルがきっかけで魔術の行使は中断した上、ピーター・パーカーと戦う運命にあるヴィランを他の世界から呼び寄せてしまう。
数々の難敵を相手に、ピーターの戦いが始まろうとしていた。
前提知識について
本作は、予告で出ている通り、主演の違うシリーズでのヴィランが登場します。そのため、過去作における彼らの立ち位置やピーターとの関係、そして結末まで見ているとより楽しめます。
……というか、見ていないと結構会話の意味が分からないです。流石に主演が違う映画を5作見るのは相当にしんどいと思いますが、予告とウィキペディアだけでもチラ見しておいた方がいいかもしれません。
僕は全て見ていますけど、それでも「あれ?この人って、どういう関係だったっけ?」とノイズが走ることが2,3回ありました。見ている人にとってはお祭り映画だと思いますが、前提知識のハードルは結構高いように思います。
本作の魅力について
MCUは、単独映画の製作は3まで、というのが慣習であり、本作も「スパイダーマンシリーズ」としてはおそらく最終作になります。
そのため、ピーター・パーカーとしての物語の全てに一応の決着がつく形になります。MJとの恋愛、ネッドとの友情、スパイダーマンとしての生き方など、見せ場のつるべ打ちです。
特に過去作からのテーマ「大いなる力には、大いなる責任が伴う」という言葉にもキッチリと回答を示しています。スパイダーマンシリーズに好意的な見方をしてきた人なら、感動シーンが盛りだくさんです。
シリアス一辺倒にはならず、所々でしょうもないギャグが挟まれ、清涼剤となっているところもいいと思います。MJとネッドがカメラ越しにピーターに避ける方向を指示するシーンで、二人が逆のことを言って、ピーターが「助けになっていない!」と切れるシーンは笑ってしまいました。
問題点について
最近のMCU映画は上映時間が長い印象がありますが、本作も上映前の予告編を合わせると3時間近くあります。お祭り要素をぶち込みまくった結果なのだとは思いますが、この内容で3時間はちょっと長すぎるように思いました。
体力がかなり削られるので、かならず上映前にトイレは行きましょう。
気になる点について
予告編でも言及されている「記憶改変」の魔術ですが、ミステリオが送信し、世界中に拡散されているであろう動画を始めとする「記録」についてはどうなるのか一切言及されないのが非常に気になりました。過去は改変されませんからね。
仮に忘れたところで「スパイダーマンは、ピーター・パーカーだ!」と言っている動画が存在するのではどうしようもないと思うので、それに対するフォローはしておいたほうが良かったような……。
最後に
20年以上の時を超えて実現した、ファン必見のお祭り映画です。ツイッターを始めとするネタバレを見ないようにして、早めに劇場に行くことをお勧めします。
今はまだ極大ネタバレのCMやPVはありませんが、アイアンマン3の大量アイアンマンのようなネタバレCMが出て来るおそれがあります。是非是非、サプライズ尽くしのお祭りを楽しんでください。
それでは、また!