こんにちは、榊原です。今日はマンガの紹介です。「戦闘破壊学園ダンゲロス」についてご紹介します。この記事は、ハンターハンターなどの頭を使った能力バトルが好きで、新しいものを探している人に向けて書きました。
この漫画、真面目にふざけて、予想が不可能な、突き抜けている良作です。
目次
あらすじ(1巻紹介文より)
この先、DANGEROUS! 命の保証なし!!
稀代の才能が描く、生き残りをかけた未曾有の異能バトル!!
“魔人”と呼ばれる異能力者たちが存在する、とある世界。
私立希望崎学園・通称「戦闘破壊学園ダンゲロス」では、
対立する2つのグループの抗争が激化していた。
“邪賢王ヒロシマ”率いる、暴力で学園を支配する「番長グループ」。
“ド正義卓也”を擁する、魔人校則の遵守により治安を保つ「生徒会」。
いま、前代未聞の“ハルマゲドン”が勃発する―――――!
本作の魅力
①能力バトルとして熱い
本作を語るうえで、外すことができない魅力です。キャラクターのほとんどは、魔人能力と呼ばれる固有能力を有しており、一撃必殺の能力から全く使えない能力まで様々です。
その能力を駆使して戦略を練り、ぶつかり合うのはハンターハンターを思わせる緊迫感があります。ハンターハンターは、能力に系統があるなど、バランスを考慮した部分がありましたが、本作はそれがやや薄めで、相手が近距離にいる男性であれば、例外なく金玉を爆裂四散する能力とか出てきます。
こんな相手にどうすれば戦いになる?俺たち全員男だぜ?⇒全員、女になって戦えばいいじゃない!と性別を逆転させる能力を保有する生徒を探して対抗するなど、頭がどうかしているとしか思えない展開が終始続きます。
上記の他にも、カレーの辛さを際限なく上げる能力、最初の一太刀は必ず当たるが、仕留められなかった場合、割腹自殺を強いられる能力など、これでどうやって話を転がすのだろうと首を捻るような能力ばかりですが、ここでそう来るか!と驚くこと請け合いです(全く役に立たず終わる能力も多数ありますが)。
また、本筋では関係ないのですが、主要人物の一人である「邪賢王(じゃけんのう) ヒロシマ」という名前を考え付いた人は、本当に神がかっていると思います。
②ストーリーが予想不可能
どんなに顔が良くて主人公然としていても、死ぬときは本当にサクッと死ぬのがこの漫画の特徴です。本当にあまりにも呆気なくて、何が起こったのかわからないことも多々あります。
この辺は、物語の流れを重視する人だと眉を顰める部分かもしれません。おそらくは、王道展開に対するハズしを意識しているのだと思います。
ただ、展開に対する伏線は、読み返してみると結構前から貼っているので、決して思い付きでやっているのではなく、計算の上で話を組み立てていることが分かります。僕は、キャラクターに対する愛着やお約束よりも、容赦のなさを優先しているということで、とても楽しく読めました。
先述した能力の話と相まって、話の収集はつくのか、かなり疑問でしたが、80年代の映画張りに、スッキリ・アッサリと終わってびっくりします。
まとめ
ちょっと変わった能力バトルを読みたい人におすすめの良作です。8巻で完結しており、サクッと読むことができるので、ぜひご覧ください!
それでは、また!