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老スパイ「ジャクソン・ラム」が最高! ドラマ「窓際のスパイ」シーズン1の感想

こんにちは、榊原です。今日は、ドラマの紹介です。アップルTV+限定配信のドラマ「窓際のスパイ」についてご紹介します。

基本的にネタバレはしませんが、一話の導入やキャラクターの紹介程度は触れるので、一切情報を入れずに鑑賞をしたい方はご注意ください。

「窓際のスパイ」について

ミック・ヘロン著作のスパイ小説をドラマ化した作品です。2022年から配信が始まったシリーズですが、既にシーズン5が配信され、シーズン7までの製作が決定しています。

爆速の製作と配信は熱が冷めないうちに見れるので、ファンとしてはありがたいですね。ストレンジャーシングスもこれくらい早いと子役の成長が大変にならないでよかったのに。

主演はアカデミー賞主演男優賞を受賞したゲイリー・オールドマン。スパイ役は「裏切りのサーカス」のスマイリー以来でしょうか。

裏切りのサーカスは続編の製作が決定したはずなのに、完全に消えましたね……。とても好きな映画だったので、残念でした。

今作は間違いなくこの映画を意識しており、裏切りのサーカスの主人公「スマイリー」の名前も出てきます。今は配信で見るのが難しい作品ですが、再開したら是非見ていただきたい映画です。ブルーレイもプレ値ついてますね。

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あらすじ

あることがきっかけで出世街道を転落したMI5職員のリヴァー・カートライトは、左遷先の出張所スラウハウスで鬱屈した日々を送っていた。

監視対象から秘密裏に入手したUSBの運搬を命じられるが、リヴァーは好奇心からデータを盗み見る。日常の仕事とは異なる事件の端緒を感じ、独自に捜査を開始するが……。

魅力

ジャクソン・ラムという男

本作を象徴する男であり、最大の魅力が左遷部署「スロウハウス」を仕切るMI5職員のジャクソン・ラムです。実質的な主人公は若手のリヴァーですが、おいしいところを全てラムが持っていきます。

勤務時間からの飲酒、ヨレヨレのスーツとシャツでありながら、部下に対する態度は辛辣。正直、上司にしたらやりにくいこと請け合い(笑)。

この老スパイが、本部の重鎮に対して一歩も引かず、落ちこぼれスパイたちを率いて事件に喰いこんでいく姿が爽快です。

おまけに、一々皮肉を言わなければ気が済まないらしく、自身の命が危険に晒されていようと飄々とした態度を崩さないところがいい!

また、ソ連で潜入活動をして生き延びた手腕を買われてのことか、MI5副長官はじめ、誰もラムのことを邪険にすることができません。

次に何をするのか目が離せない、登場する度にワクワクするキャラクターでした。

テンポのいい展開

事件発生→捜査開始→障壁の発生と、事態がテンポ良く展開するので、中弛み箇所がありません。

一話ごとの情報量がかなり多いのですが、一話40分から50分なので集中してみることができます。ただ、結構続きが気になる引きで終わるので、結局2話続けてみてぐったりしました(笑)。

地に足のついた「スパイ」

本作は007シリーズのような派手な秒力シーンや爆発はほとんどありません。その代わり、失敗は許されないピリピリとした緊迫感が売りになっています。

尾行や盗聴、ハッキングなど、一歩間違えれば事件の解決どころか、自分たちが危うい状況にゾクゾクします。実際のスパイはこういうものかもしれない、というリアル感があるのも◎でした。

終わりに

アップルTV+への加入という高すぎるハードルを越える価値がある傑作スパイドラマです。結構キャラクター数が多いので、まとめてみた方がいいかもしれません。

老獪なスパイ、ラムの活躍を是非ご覧ください。それでは、また!

ABOUT ME
榊原 豪
榊原 豪(さかきばら ごう)です。都内在住で、主にマンガ、映画、小説、アニメ等のエンターテイメントの情報を発信していきます。 楽しいこと、面白いことを探すのが好きですし、「何を『面白い』というのか?」という考察なども結構好きです。 よろしくお願いします。