こんにちは、榊原です。今日は6月1日(日)に行われた富士ヒルクライムに出場した時の話をあれやこれやと書いていきます。
トレーニングは昨年の8月くらいから始めたので長期間ですが、色々回り道もしていると思います。これから富士ヒルでブロンズを目指す方の参考になれば嬉しいです。
富士ヒルとは?
この記事を読む人には説明不要な気がしますが、日本で最も人気が高いと言って過言ではないロードバイクのレースです。
何故人気が高いのか?
富士山を登る、ということもありますが、ゴール後にもらえるフィニッシャーリングの色がタイムで分かれていることが最大の理由かと思います。
完走→ブルーリング、90分切り→シルバーリング→、65分切り→ゴールドリング、60分切り→プラチナリングです。
参加者は、『初参加だけどブロンズ狙い』『今年こそシルバー』など、それぞれが目標を掲げるモチベーションが上がります。
ユーチューブで検索をかけると、他のレースと段違いの数で走行動画を見つけることができます。
僕のロードバイクについて
TREKから発売されたエモンダSL5を使用しています。富士ヒルの参加にあたっては、軽さと進みやすさを考えて、タイヤ、チューブ、チェーンを新調しました。
あとは、2つあるボトルケージの内の一つを外して軽量化を図りました。ボトルケージを外したところで100グラムも変わりませんが、ヒルクライムレースの様式美です。会場に行くとゴロゴロいます。
もう一つのボトルケージには水を入れるので、パンク修理用の道具は持ちません。パンクしたらレース終了です。
トレーニングについて
短時間かつ効率的なトレーニングをしたい方は、室内用でトレーニングできるスマートトレーナーの使用がよいかと思います。僕が使っているのはこれです。
①準備が簡単
準備はスマートトレーナーや扇風機などの設置だけです。外でトレーニングをやろうとすると倍はかかりますし、車どおりが少ない場所に行くまでの時間が無駄になります。
②天気や気温に左右されない
自然環境で中止になることがないので、計画が立てやすいです。
③パワーの管理ができる(パワーメーター内臓に限る)
自分が今どれくらいの力でペダルを回しているのかが可視化されます。富士ヒルのブロンズ獲得に必要なパワーは調べればすぐわかるので、自分のFTP(一時間どれくらいの力で漕ぎ続けられるか)とPWR(FTP÷体重)から目標までの距離が明確にわかります。
トレーニング(前半)について
8月から週2回から3回くらいSST(short)をやっていました。
SSTの解説動画
このトレーニングの利点は短い時間で、何とかやれる強度であることです。一か月に一度FTPを計測して、負荷を重くしていきました。
年末までにPWR3、7倍に到達したので、結構ブロンズ獲得が余裕かもしれないと思って、シルバー狙いを考え始めました。
伸び悩みについて
年末から2月まではFTP計測で全く上がらない、むしろ下がっていることもありました。
危機感を覚え、VO2MAXトレーニングや低負荷での長時間の乗り込みなどを入れるなど、トレーニング内容を工夫しました。何も考えずにSSTを続けるのではなく、もっと分析して進めた方がよかったなと反省しています。
トレーニング(後半)について
FTP計測はせず、練習ごとに負荷を5wずつ上げていました。トレーニングは週に5回~6回取り組み、内容はSST2回、FTP走1回、VO2MAX1回、低強度1~2回という具合です。仕事が繁忙期だったので、朝4時起きでトレーニングしたため、体がガタガタでした(笑)。
最終的に練習強度はFTPを目標である4,3倍に設定して取り組みましたが、負荷に耐えられず足が止まることもあり、強くなっているのかはわからなかったです。
試走について
5月のGWに1度、本番1週間前に一度行きました。2回とも下山用の荷物をもって料金所から1時間28分だったので、ブロンズは行けると思いましたが、今年のシルバーは難しそうだなと感じていました。
本番(第6スタート)
足が合う人がおらず、誰かの後ろにつくことなく回し続けました。結果は1時間21分台。シルバーは取れなかったものの、実力が出たのは嬉しかったです。
申し込んだ後で知りましたが、速いタイムを狙う人は、早めのスタートで申し込むようです。初参加だったので、第4スタートを希望してもダメだったとは思いますが、若干の悔いは残りました。単独で75分切ればいいので、負け惜しみですね(笑)。
終わりに
年末までは週に2,3時間程度でしたし、一番練習していた時でも7時間程度です。社会人で捻出できる時間には限りがありますが、このくらいは何とかなる人も多いのではないでしょうか。
ブログやユーチューブでは実走をメインにする方もいますが、ブロンズであれば月に1度程度でいいと思います。往復の時間がもったいないです(ヒルクライムの練習になる場所がすぐ近くにある方を除く)。
富士ヒルでブロンズ獲得を狙う方の参考になればと思います。それでは、また!