こんにちは、榊原です。今日は本の紹介です。後藤達也さんと堀江貴文さん著作の「投資の思考法」について短めにご紹介します。
概要
経済ジャーナリストの後藤さんと堀江さん(ご自身でも肩書が多すぎてよくわからないとのこと)が「THE MARKET」という番組に出演してから立ち上がった企画の本です。
前半について
株式投資や投資信託の基本的な考え方、銘柄の探し方などが中心になっています。後藤さんの過去の著作「投資の教科書」と重複する部分もありますし、証券会社に口座を持っていて、実際に株をやっている人は知っていることが多いと思います。
堀江さんの独特の語り口が面白いので、スルスルと読んでしまいますが、知識的な驚きはないと言っていいでしょう。
中盤から後半について
個別銘柄の紹介、7月下旬から8月にかけての下落についての言及など、この本ならではの内容となっているためかなり楽しいです。
特に暴落局面での対処や考え方は、あの暴落から少し経った今(10月26日発売)だからこそ落ち着いた視点で語れることかと思います。
当時のSNSは阿鼻叫喚の様でパニックを煽るような文言が踊っていましたからね。かく言う僕も、あの日は一日の損失額がボーナスを軽く上回っていて、『今売らないと』『最後の逃げ場』などの書き込みに揺らぎました……。
最後に
株式投資というのは資産形成の手段ではあるけれども、前のめりになってするものではない、という本作のスタンスは、長期投資をやるうえでは大事かと思います。
著者の2人の活躍を追っている人なら、大体知っている内容ではありますが、話の内容的に今後共著が出ることがあんまりなさそうなので、記念として読むのがいいかと思います。
それでは、また!