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出だしは快調も、バグと人類ぶっ殺すマンで全て台無し 「コードギアス 奪還のロゼ」を見て思ったあれこれ

こんにちは、榊原です。今日はディズニープラス配信限定のアニメ「コードギアス 奪還のロゼ」の感想を書き散らしていきます。

あんまり好意的な感想ではないのでご了承ください。また、ガンガンネタバレもして行きますのでご注意ください。

作品の概要

この作品は、2006年に放映されたアニメ、「コードギアス 反逆のルルーシュ」のスピンオフという立ち位置です。

コードギアスはリアルタイムで観ていましたが、24話・25話の連続放送でR2への引きで、とんでもなく盛り上がった記憶があります。

本作と同様、スピンオフである「コードギアス 亡国のアキト」も劇場公開されましたが、今作は配信を前提に限定公開されています。

ディズニープラスには加入していなかったので、劇場に見に行こうかと思っていたのですが、劇場ではオープニングとエンディングが毎回流れるという情報で見にいきませんでした。いかにも、配信のアニメを劇場で流しましたという感が出るので、作品のクオリティを無駄に下げるのでは。

あらすじ(公式ホームページより)

かつて世界の3分の1を占めた超大国、神聖ブリタニア帝国がブリタニア共和国として超合集国に加盟し、世界が平和への一歩を踏み出したある時。

一部の勢力が合衆国日本のホッカイドウブロックを武力制圧し、ネオ・ブリタニア帝国の建国を宣言。日本人は再びイレヴンとして虐げられることとなった。

黒の騎士団と現地のレジスタンス組織がホッカイドウ解放のために戦う中、ネオ・ブリタニアの貴族や高官を倒し、日本人を救うブリタニア人兄弟”ナナシの傭兵”として活動するロゼとアッシュの姿があった。

ストーリー

序盤(1~3話)

この作品で一番面白いです。戦略的なことの進め方、ナイトメアの疾走感など、ギアスらしさで楽しませてくれます。

また、キャラクターの関係性も、ロゼ(サクヤ)がアッシュにギアスをかけていること、全てが終われば殺害を予定していることが明かされ、先がどうなるのだろうとひきつけられました。まだ10歳の皇帝を毒殺(?)という容赦のなさもナイス。

11月5日まで、ユーチューブで1・2話を無料で見れるので、時間がある方は見ていただきたいです。僕は、これを見てディズニー+に加入しました。後悔するんですが……。

中盤(4話~9話)

ややパワーダウンしますが、まだ楽しいです。ダモクレス攻略戦、ギアスばれなど、旧作の遺産を使い潰して、興味を引いてくれます。

「皇重護を殺害した」という言葉の真実も明かされますが、ここはいまいちに感じました。シスターには全部明かして、最愛の弟(偽)にはなぜ明かさないのか……。

終盤(10~12話)

急速に失速します。ノーランドが放った大量殺戮兵器「ロキ」が全世界中を文字通り覆いつくす勢いで暴れるのですが、これ、完全にガンダムF91のバグですよねぇ。

世界中を破壊できるほどの物量をどうやって用意したのかとか、無人兵器であそこまでやれるのかよとか突っ込みだしたらきりがないので割愛しますが、この展開ってコードギアスというシリーズの魅力を完全に損なうものだと感じました。

人間同士が自分の譲れないもののために戦うから面白いのに、機械を相手にするのであれば、単なる災害に近いです。ラスボスであるノーランドも、多くを語らず散っていくので、なんか気が付いたら決着がついていた、という印象になってしまいました。

最後は何故か自らにギアスをかけて声を失うサクヤで終了。誤爆しないように、ということのようですが、ルルーシュのようなやらかしをしていないのに、何でそんな決意になったのか意味が分かりませんでした。これから政治家になるんですよね?声を使ったコミュニケーションって非常に重要だと思うのですが……。

最後に

疾走感のある1話・2話を見てまんまとディズニープラスに加入してしまいましたが、非常に後悔の残るものとなってしまいました。

全くおススメしませんので、ディズニープラスに加入しているならデア・デビルを見た方がいいと思います。

それでは、また!

ABOUT ME
榊原 豪
榊原 豪(さかきばら ごう)です。都内在住で、主にマンガ、映画、小説、アニメ等のエンターテイメントの情報を発信していきます。 楽しいこと、面白いことを探すのが好きですし、「何を『面白い』というのか?」という考察なども結構好きです。 よろしくお願いします。