こんにちは、榊原です。窪田真之さん著作の「2000億円超を運用した伝説のファンドマネジャーの 株トレ 世界一楽しい「一問一答」株の教科書(以下「株トレ」)」についてご紹介します。
令和4年4月24日現在、アメリカでインフレ対策としての金利上昇が予想され、多くの銘柄は急落し、金融相場は終わったという声も出ています。
損失を抱えて売りの判断を迷っている人、今が買い場なのかと腕を組んで悩んでいる人が多いかと思います。
株トレは、そういった悩みを抱え、こんな知識を身に着けたい方に対しておすすめの一冊です。
- 急落・急騰のタイミングに関する予想
- 投資家心理の解釈
- 売買の判断基準
目次
概要
クイズを解くだけで株のトレード技術が身につく、をコンセプトにひたすら一問一答で問題を解いていきます。
60の問題は、著者である窪田さんが作成したもの、過去の相場を切り取ったものなど様々です。
窪田さんは、楽天証券経済研究所 所長兼チーフ・ストラテジストで2000億超の日本株を運用した方で、その経験が本書に如何なく発揮されています。
株トレの特徴
シンプルな実戦形式
株トレの最大の魅力です。通常の売買判断は、検討している銘柄の財政状況・地政学リスク・金利など、様々な要素が絡んでいます。
しかし株トレでは、そういった要素を一切考えず、チャートだけを見て動きを予想する問題ばかりです。
この形式でトレーニングを積むことにより、普遍的なチャートの判断基準について学ぶことができます。
一つの問題に対する解説は短くて1ページ、長くても4ページ程度です。どの問題もわかりやすく端的に説明しているので、わかりにくさから脱落する人はいないでしょう。
迅速な投資判断ができるようになる
チャートは日々更新するため、中には自分の持っている情報と整合性が取れないものも数多くあります。
後から動きの理由がわかったときには、重要な場面は既に終わってしまっているということがあり得ます。
株トレで勉強することにより、財務などの状況から説明のつかない動きであっても、現在の株価に着目し①買う②売る③様子見の判断を迅速にできるようになります。
投資経験からの教訓を聞ける
著者の窪田さんは、日本株のファンドマネージャーとして25年間、年金、投資信託・海外ファンドの日本株を運用した経験があります。
株トレでは、窪田さんが25年の経験で培ってきた成功体験や失敗談が随所に書かれ、そこから学んだ教訓の数々を読者に教えてくれます。
教訓から導き出されたルールに従った運用をすることができれば、大きく損失を出してしまう可能性は低くなるでしょう。お金が絡んだ判断はそれが難しくもありますが……。
終わりに
短期売買などで一定のルールを設けて運用したいと考えている方にはお勧めの一冊です。言い方を変えれば、インデックスファンドに長期積み立てをしている方には参考にならないかと思います。
荒波が予想される令和4年の相場を生き残るために、参考とするべき一冊です。窪田さんは、4月に「1分でわかる クボッチ先生のやさしい投資入門」という本も出版されていて、こちらも幅広い知識を得られるおススメの一冊です。
それでは、また!