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裁判になると困る検事 「逆転検事2」第二話 (獄中の逆転)について

 こんにちは、榊原です。今日も逆転検事2の記事です。昨日と同様、犯人含めてネタバレしますので、未プレイの方はご注意ください。

 このゲーム、アイフォンでプレイしているので、プロジェクターにつないで大画面でプレイしようと思ったら、アイフォンの端子をHDMIに変換するためのケーブルって、5000円くらいするんですね。さすがにケーブル一つに5000円はかけられないなーと思って断念しました。何故こんなに高いのか……。

 あらすじ

 前話(逆転の標的)において逮捕した内容の担当検事となった御剣。面会のために留置所に行ったところ、内藤は併設されている刑務所内で殺害されていた。

 内藤の友人で、殺害前日に面会していた「猿代草太(さるしろ そうた)」が容疑者として逮捕され、彼が犯人であることに疑いを持つ御剣。しかし、新たな検事「一柳弓彦(いちやなぎ ゆみひこ」と彼の後見をする裁判官「水鏡秤(みかがみ はかり」が、御剣が本件から外されたことを通達する。

 検事として本件に関われなくなった御剣は、内藤を弁護する予定だったが、猿代の担当弁護人「信楽盾之(しがらき たてゆき)」に臨時の助手として捜査をさせてもらいたいと頼み込む。

 信楽は、弁護士だった、亡き御剣の父「御剣信(みつるぎ しん)」の助手だった男である。かつてのなりふり構わず被告人を有罪にしてきた御剣の手法を知っているため、御剣の申し出に難色を示すが、最終的に承諾する。

 内藤を殺した犯人は猿代であると主張する一柳と水鏡と御剣は対立し、水鏡は、御剣の検事失職をほのめかすが、御剣はあくまで真犯人の存在を主張する。

 御剣は、御剣と因縁の有る殺し屋であり、現在収監中の「鳳院坊 了賢(ほういんぼう りょうけん)」が犯人であると推測するが、濡れ衣だったと判明する。全ては、刑務所所長「美和 マリー(みわ まり)」が、逮捕された内藤を了賢の手下と考えて殺害し、その罪を了賢に着せようと画策した事件だった。

 猿代を救うために、何度となく検事という立場を危うくしてまで戦った御剣を、信楽は高く評価し、弁護士となり、父の跡を継ぐ気はないかと誘う。御剣と共に話を聞いていた美雲と糸鋸は強く反発するが、御剣自身は、申し出を否定できない葛藤を感じていた。

 感想

 今回は、今後も登場するキャラとして、一柳、信楽、水鏡が登場しましたけど、印象度はブッチギリで水鏡ですね。御剣の手ごわいライバルキャラとしての風格がすごくよかったです。伸縮する鎚は笑ってしまいましたけど、「却下!」っていう声と共に論理的かつ冷静に御剣を否定するやり取りが印象に残りました。

 逆転裁判第一話で殺人を暴かれた山野は超久しぶりの登場。模範囚であることを再三主張して、早く出所したいような感じでしたが、今回の殺人においてブレーカーを操作して監視カメラの電源を落としているため、殺人ほう助、下手すれば共同正犯を喰らうので、当分出られそうにありません。
 この人が、所長に協力して得るものって、ほとんどないと思うんですけど、何故こんなリスキーなことをしたのか……。

 サーカス団員の猛獣使いミリカは、2からの再登場。気がつけば課長になっていたんですね。相変わらず無邪気でメルヘンな感じでした。
 こいつの無分別な振る舞いが原因で、一人が意識不明、一人が殺人に走り、一人が手違いで殺されたことを思うと、全く微笑ましいと思えません。草太を演出上とはいえ象に吹き飛ばさせているし、このサーカスは、大丈夫なんでしょうか?

 水鏡がラスト、「大統領暗殺未遂犯が殺されるなんて、世間は騒がしくなりますね」というようなことを話していましたが、現職の刑務所所長が、囚人に協力を要請して、別の囚人を殺したなんて、そちらの方がよほど大ごとだと思うんですが……。

 御剣と検事審査会の対立、弁護士の転身を誘う信楽、今回の物語の核となる部分が見え始めたように思います。

 本筋とは関係ありませんが、本来御剣は検事なので、法廷で戦うのが当然なのですが、本作においては法廷に持ち込む前に決着しなければ御剣の敗北と言うのは、ちょっと面白いです。

 それでは、また!

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ABOUT ME
榊原 豪
榊原 豪(さかきばら ごう)です。都内在住で、主にマンガ、映画、小説、アニメ等のエンターテイメントの情報を発信していきます。 楽しいこと、面白いことを探すのが好きですし、「何を『面白い』というのか?」という考察なども結構好きです。 よろしくお願いします。