こんにちは、榊原です。今日は、逆転検事2の第三話についての感想です。例によって、犯人を含めてネタ晴らしをするので、未プレイの方はご注意ください。
今回の話は、主人公の御剣が、父親「御剣 信(みつるぎ しん)」が最後に手掛けた18年前の事件「IS-7号事件」の現場に、当時は父の助手だった信楽と共に訪れるところから物語は始まります。
そこで新たに起こる事件と、徐々に明かされていく「IS-7号事件」の全容という構成になっているので、2編に分けてあらすじを書いていきます。
目次
あらすじ
IS-7号事件編(ここでの御剣とは、御剣信を指します)
御剣信は、殺人事件の容疑者として逮捕された、パティシエ「天海 一誠(てんかい いっせい)」の弁護を依頼される。被害者「氷堂 伊作(ひょうどう いさく)」は、天海が自宅で主催した菓子コンテストの最中に殺害された。
無実を主張する天海の弁護を引き受けた御剣は、助手の設樂とともに現場である天海の屋敷を訪れる。そこで出会ったのは、捜査を指揮する「馬堂 一徹(ばどう いってつ)」だった。
真実を求める御剣の姿勢に共鳴した馬堂は、御剣に協力する。また、天海の使用人「緒屋敷 司(おやしき つかさ)やコンテストの参加者「風見 豊(かざみ ゆたか)」と「デリシ―・スコーン」の話を聞くことで、徐々に事件の不明瞭な点が見え始める。
しかし、突如現れた担当検事の「狩魔 豪(かるま ごう)」によって、事件関係者との接触を断たれ、調査は難航する。狩魔の態度に不信感を抱きながらも、信楽とともに調査を継続する御剣。
少ない手がかりから、遂に死体が消失し、検察においてもその場所が把握していないことをつきとめることに成功する。
御剣は、狩魔が死体の消失について隠蔽したことを追求するが、狩魔はこれを否定。全ては、法廷での戦いに持ち込まれることとなったが、御剣は、狩魔の手段を選ばない態度と苛烈な取り調べで憔悴しきった天海に危険を感じていた。
現代編(ここでの御剣は、怜侍を指します)
設樂と共に、天海の屋敷跡である美術館に訪れた御剣。そこで、IS-7号事件の事件関係者であった風見が、毒ガスの吸引により倒れたところを発見する。
設樂と共に、調査をしようとする御剣だが、担当検事となった一柳、水鏡が現れ、御剣たちを調査から排除しようとする。何とか彼らを説得して、調査を継続していると、18年前に御剣信が消失を主張していた氷堂の死体が発見される。
18年前の事件との関連性を感じた信楽は、御剣に当時の出来事を話す。当時、天海は苛烈な取り調べに耐えかねて嘘の自白をし、御剣信は、狩魔の証拠の違法性を認定されたものの、天海の無罪を立証することはできなかったのだ。
御剣は、父に代わり18年前の真実を知るために行動し、かつての天海の使用人である緒屋敷が毒ガスを仕掛けた犯人であることを突き止める。罪を認める緒屋敷だが、18年前の犯人ではなく、むしろ真犯人を炙り出すためだったと告白する。
その時、一命を取り留めた風見に御剣は、18年前の行動を聞くことにより、風見こそが18年前の真犯人であることを暴く。
時効を主張する風見だが、御剣は天海の冤罪による時効の停止等から風見の逮捕に成功する。水鏡の態度から、検事審査会が誤審を認めたがらないことを感じ取った御剣は、組織に不信感を抱く。
18年越しに真実が暴かれたことに、信楽は御剣に礼を言うとともに、検事として犯罪と戦うか、弁護士として人を助けるか、検討を促す。
感想
18年前と現代ではそれぞれのビジュアルが(一部を除いて)かなり変わっていて、何か感慨深いものがありました。特に天海は、18年前の途中から髪の色が変わったりと、かなりショッキングだったのに、18年後においては相当に年を取っていたため、18年間の苦労が感じられてきつかったです。
狩魔検事は、逆転裁判1の時とビジュアルが全く変わってないのに笑いました。ずっとおじいちゃんスタイル。ただ、取り調べのえげつなさは、現実も黒い話をかなり聞くので笑えないものがありました。
緒屋敷といい、デリシ―といい、余計なことをしたばっかりに事件が混乱して、そのせいで結構ボリュームが多すぎなような気がします。
特にデリシ―は、製薬会社の意向を受けてコンテストに紛れ込んでいるのに、審査中の菓子をつまみ食いするとか、正気ではない蛮行をかましているので、大丈夫かと不安になります。
謎解きにおいては、証拠品の説明が結構簡素で、それに至る説明をちゃんと見ていないと矛盾が指摘できない場面が複数あり、もうちょい親切設計にしてくれるとありがたかったです。
最後、信楽が御剣信の写真に、怜侍が、信の魂を受け継いでいることを報告するシーンは感慨深いものがありました。このシリーズは、油断すると師匠キャラが殺されるので、背後から誰かに襲われるのではないかとひやひやしましたが……。
残り2話、何とか最後まで突き進みたいです。
それでは、また!