こんにちは、榊原です。今日はマンガの紹介です。はらわたさいぞうさん原作、zuntaさん作画のマンガ「転生コロシアム」についてご紹介します。
この記事を読むと、転生コロシアムのあらすじや見所、おすすめな人がわかります。
あらすじ(アマゾンの紹介より)
成績フツーで、体育フツー。だけどゲームだったら百戦錬磨の高校生・見鏡コウジ。
突如現れた魔法陣によって異世界召喚された彼は、
召喚時の特典として相手のスキルを真似できる【コピースキル】を与えられる。
「これって強キャラの能力じゃん…!」と喜ぶ見鏡だったが、
この世界にとってコピースキルは、どうやらゴミ同然のお荷物スキルだったようで
見鏡を召喚した神官長・ザイードによって捨てられ、剣闘奴隷堕ちしてしまう。
敗北したら種付けをされるという、最悪のバトルコロシアムに身を投じることになり
戦慄と絶望に苛まれながら、その戦いを待つべく牢にぶち込まれた見鏡。
しかし、そこで同部屋になった同じ剣闘奴隷の少女・ズールとの出会いにより
この世界の仕組み、そしてコロシアムのルールを知った時、
コピースキル一つで剣闘生活を勝ち抜いていける、ある“事実”にたどり着く。
誰もがゴミだと馬鹿にする最弱スキルで最強の女たちを無双していく、
見鏡コウジの成り上がりストーリーが幕を開ける!
概要
召喚と同時に奴隷にされた水鏡が、スキルをぶつけ合う剣闘士となり、奴隷に堕とした者への復讐を目的に戦いに身を投じる……という流れです。
画風は青年向けで、ヒロインは胸が不必要にデカかったり、小学生にしか見えなかったりと、どんな性癖にも対応してやるぜという作者の構えに清々しさを感じます。
おまけに、コロシアムで負ければ、勝者と強制的に性交させられるという地獄のペナルティ(男は女にされるスキルあり)。完全に18禁ゲームの世界です。闘神都市とか。
一度でも負ければアウトという状況ですが、水鏡にできるのは相手のスキルの劣化コピーのみ。コピーする相手は、当然自らのスキルを使いこなしているので、能力値では圧倒的に不利です。
この劣勢をどう跳ね除けるかが物語の主軸であり、見所になっています。
見所について
水鏡の対抗策が面白い
水鏡は誰もが敗北を確信する状況で、口先での煽り、周到な罠など、あらゆる手を尽くします。
対戦ごとに手を変え品を変えて勝利をもぎ取るので、次はどんな手段で相手の裏をかくのか、ワクワクさせられます。
この作品、対策を練るターンとコロシアムでの戦闘ターンの繰り返しですが、この対抗策が面白いので全く飽きません。
スキルや試合形式など、飽きさせない工夫が随所にある
バフ(強化)5倍、自動回復、空間転移など、スキルが多種多様な上に、どうやれば勝てるのか見当もつかない状況に水鏡を追い込んでいきます。
最初は単なる道化としか見られていなかった水鏡も、価値を重ねるうちに注目され、その先頭スタイルを警戒されていきます。
単なる強さのインフレではなく、(力業も多いものの)勝利に理屈をつけてくれるので、納得とともに話を読み進められます。
最新刊では、一対一からタッグマッチが始まるなど、飽きさせないようにあれやこれやの趣向を凝らしているので、まだまだ楽しませてくれそうです。
おすすめな人、おすすめが難しい人
ちょっと捻ったバトルものが読みたい人、スカッとする漫画が読みたい人にお勧めです。ハンターハンターのように文字で考えさせるのではなく、あくまでも絵で分からせてくれますのでサクサク読めます。
設定の都合上、性的な表現がちょいちょいあるので、そういうのが苦手な人はきついかもしれません。ギャグ的に扱っているところもあるので、セックス描写をむしろ期待している、という人は肩透かしを食らうかもしれません。
終わりに
現在は5巻までしか発売されていませんし、サクッと読めます。お菓子を片手に面白いもの読みたい!という人にお勧めできる一作です。是非、ご覧ください。
それでは、また!