その他

 初めて競艇に行ってきたので、雰囲気を紹介します。

 こんにちは、榊原です。明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 先日、高校時代の友人2人と会うことになったのですが、どういう経緯か競艇に行こうという話に。

 僕含めて全員経験なし。ギャンブルにはさほどいい印象はありませんが、これも社会勉強(便利な言葉)ということで行ってきました。写真は残念ながらないのですが、少しでも雰囲気が伝われば幸いです!

目次

 道のり

 集合時間の2時前に競艇場の最寄り駅である平和島に到着しましたが、友人一人がまだ昼食中ということで少し待ちます。

 ラインで「駅近くに直行のバスがある」と来たため、確認すると駅から100メートルもない場所に直行便のバス停があり、一台のバスが停車しています。

 友人を待ちながらチラリと中をうかがうと、かなりの玄人らしき中年男性5人と20代と思われる女性一人。

 友人が車までに残念ながら目の前でバスは発車。次の便まで待つのも面倒で歩きとなりましたが、10分程度でした。道は広い道路をほぼ一直線なので、迷うことはまずないかと思います。

 入場

 平和島の競艇場は、「BIGFUN平和島」という複合施設になっており、競艇の他にも映画、温泉、スポーツ施設など数々の遊び場がありました。

 ただ、家族と和気あいあいとしている人たちと勝利という栄光を掴みに来た戦士たちは雰囲気が違うため、やや異様な雰囲気を感じます(笑)。

 入場料金は100円。レジャー施設としては最安の部類に入るでしょうが、ここは入場料などで収益を予定してはいないのでしょう。最早おなじみとなった消毒と検温を済ませて中に入ります。

 入場の際に渡されたのは、新聞です。パラりと見るとレースに出る者の名前、出走回数、1位、2位、3位をそれぞれ何回取ったのかなどの情報が記載されています。

 競馬新聞は市販されていたため同様なのかと思ったら、競艇は無料でくれるようです。ありがたかったのですが、競艇という遊びのマイナー具合を表していると思いました(有料で売れるなら無料配布はしないため)。

 雰囲気

こんな人はいませんでした

血走った中年の男性がうろつく殺伐とした場所かと思いきや、そんなことはなかったです。

 正確に言えば、イメージ通りの男性と、レジャーできたと思われる若い人が概ね半々というところでした。若い人たちも男性ばかりで、女性はほぼいません。女性どうしのグループは一つもみませんでした。

 この辺りは、イルミネーションによるレジャーを打ち出している競馬と比較すると、まだイメージ改善の必要があるかもしれないです。

 券の購入

 新聞を見ると、残りのレースは4つで次のレースは20分後。さっそく、次のレースからやってみようということで、券を買うための申請書を探すと、宝くじの記載台のようなものを発見。

 見ると、3種類のマークシートがあります。ちらちらとスマホを見ると、「連勝式」や「フォーメーション」など見慣れない単語ばかり。やっとこさっとこ、場所とレース番号、勝つ順位の書き方を把握。

 複数の舟を順位まで当てれば高倍率なのですが、順不同でも賭けられるということで、3人で3連複という種類のものを購入することになりました。

 僕は、新聞を見て勝率から判断して賭けましたが、友達はといえば「誕生日」という全くの根拠なしの蛮行。しかも投入金額は1万越え。

 正気じゃないな、と思いつつも僕も1000円を投入。マークシートを見る限り、1回の勝負で20万を投入する人もいるようです。みんなそんなにお金余っているんですか?

 記載台の近くに券売機があるため、お金を入れてマークシートを入れると発見できました。並ぶこともなく、スムーズに買えるのはありがたいです。

 試合場へ

 階段を上ると、ロビーのようなところに出ました。そこから、屋外に出れるため、レースを目の前で見ることができます。

 屋内に試合状況を観れるモニターもありましたが、やはりせっかく来たのでということで、屋外へ。屋外へ出ると、超巨大スクリーンに選手の名前やオッズが表示されています。1レースにつき選手は6人。番号は人気順か勝率順のようで、6が絡むと異様にオッズが跳ねていました。

 12月の寒い風が吹く中で待つこと10分程度。ファンファーレと共にモニターがレース番号とボートに乗り込む選手を映し出します。

 初期位置につくボートたち。内側のボートはスタートライン近くに、外側のボートはスタートラインから相当遠く離れます。陸上の200メートル走などをイメージしていただければと思います。

 試合開始

 モニターにスタートまでの開始秒数が表示されます。驚いたのは、開始する前に、外側のボートは動き出し始めたこと。どうやら、開始前にスタートラインを割らなければいいようで、一番外側のボートから順番に続々とエンジン音も高らかに動き出します。

 レースは3周(1800メートル)。開始から約10秒程度で、最初のカーブがあるのですが一番外側のボートは、勢いよく中に抉りこんでいきます。当然、他の舟にぶつかっていくので、一番事故が起きるのはこの場面ではないでしょうか。

 カーブが終わり、徐々に順位が付き始めた時に、隣から「あれ?これ、いってね?」の声。順位を見ると、誕生日の番号を買った友人。たしかに聞いていた内容と一致します。USOだろうと思いつつも、どんどんレースは進み、まさかの勝利。僕ともう一人の友人が金をドブに捨てる中、2桁万円を手にする男がいました。

 最後に

 いつも投稿している内容と毛色は違いますが、いかがでしたでしょうか。何の根拠もなく数字を設定した友人に金を得て、データを見て判断している僕から金が消えるという理不尽を味わったので、もう行くことはないかと思いますが、全くダーティーな感じはなかったので、経験としてはなかなか面白いと思います。

 それでは、また!

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 ドストエフスキーが借金を返済するために執筆した小説。「とにかく赤に賭けろ!」と叫ぶおばさんが印象的。これを読むと、ギャンブルってロクなもんじゃねぇなと心の底から思えます。

ABOUT ME
榊原 豪
榊原 豪(さかきばら ごう)です。都内在住で、主にマンガ、映画、小説、アニメ等のエンターテイメントの情報を発信していきます。 楽しいこと、面白いことを探すのが好きですし、「何を『面白い』というのか?」という考察なども結構好きです。 よろしくお願いします。