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 もはや検事ではなく探偵 「逆転検事2」第一話(逆転の標的)について

 こんにちは、榊原です。今日は逆転検事2の第一話についての感想を書きます。正に今プレイしています。話の筋はおろか、犯人までガンガンネタバレしていきますので、これからのプレイを考える方はご注意ください。

目次

 あらすじについて

 西鳳国の大統領が来日。演説中に狙撃事件が発生。事件を解決すべく呼ばれた御剣検事は、相棒の糸鋸刑事と助手(?)の一条美雲とともに捜査を開始。

 捜査を進める中で、ルポライター「速水 ミキコ(はやみ みきこ)」の協力を得て、赤いパーカーを着た男が不審な動きをしていること、左腕に傷を負っていることが判明。見物客の中から、左腕を負傷している自称アイスクリーム売りの男性を尋問。

 尋問の結果見えた真実は、赤いパーカーを着ていたのは、速水であること、アイスクリーム売りを自称していた男性は、御剣と因縁の有る殺し屋 「虎狼死家左々右エ門(ころしや さざえもん)」だった。

 大統領の護衛、内藤から、大統領は専用機に避難し、無事であること、もう一人の護衛「外城涯(とじろ がい)」が死亡したことを知らされる。御剣たちは殺し屋を確保しようとするも、内藤を人質にされてしまう。

 外城の死に興味を持ったと言い、 虎狼死家は御剣に大統領機における捜査を要求。御剣は、時間稼ぎと真実の探求のために承諾。

 捜査途中で、 虎狼死家は「真実が見えた」と言い残して逃亡。残された御剣は、数々の証拠を基に、暗殺未遂事件は、大統領の自作自演であること(速水は、依頼されてレーザーポインターを大統領に照射)、外城は機内において内藤に殺されたことを証明する。

 事件は解決したが、 虎狼死家が去り際に残した一枚のカードが、更なる事件を予感させる。

 システムについて

 本作から、ロジックチェスというシステムが追加され、証言を拒む証人や容疑者の口を割らせていきますが、結構らくちんですが、同じような質問を何度もしなければならないため、微妙にストレスが溜まります。 

 逆転裁判は、以前もサイコロックという、相手の証言を聞くために、複数の鍵を捜査で得た証拠品で解錠していくというひたすら面倒くさいシステムがあったのを思い出します。

 このゲーム、システムはほぼ第一作で完成されているので、追加要素は、もういいように思います。

 登場人物について

 御剣は、もはや事件が起きると捜査のために呼ばれる立場なんですね。「この事件を解決できるのは、あの男しかいない……!」ということで呼び出されたのは驚きました。工藤新一君張りに頼りにされています。

 虎狼死家は、逆転裁判2以来の登場ですね。あの時は、時間稼ぎのために、通信機越しに尋問をするというぶっ飛んだ展開でした。今回も、5,6人程度の護衛をものともせず内藤の首を締めあげているイラストが、やたら迫力があって笑ってしまいます。

 美雲の物語は、前作のヤタガラス事件で終わっているので、2では出てこないかと思いましたが、超アイテムが便利なのか、今作でも登場するようです(糸鋸刑事より役に立っているのが悲しい)。

 犯人の内藤を最終的に追いつめる手段が、拳銃すり替えの際に弾丸につけてしまった指紋という、トンデモナイ直接証拠が残りっぱなしだったのは驚きました。緻密な推理とかしなくても、逐一指紋を調べれば、わかったような。しかも鑑識も、グリップだけではなく弾丸からも指紋が摘出されていることを言わないし。この鑑識が、きっちり話しておけばもっとアッサリ解決したような。

 最後に

 何のかんのと、毎回「逆転」要素を入れてくるのは凄いと思います(今回は殺害の対象が『逆転』)。メイン主人公不在のスピンオフ続編、続きも楽しみです。

 それでは、また!

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ABOUT ME
榊原 豪
榊原 豪(さかきばら ごう)です。都内在住で、主にマンガ、映画、小説、アニメ等のエンターテイメントの情報を発信していきます。 楽しいこと、面白いことを探すのが好きですし、「何を『面白い』というのか?」という考察なども結構好きです。 よろしくお願いします。